4月27日NEO時代劇「HAKANA」千秋楽

marongmerong2008-04-28

「HAKANA」千秋楽です。演出家の方などは芝居として「初日からどんどん成長している」とおっしゃってました。
率直なところ、私はストーリーにも美貴の芝居にも心打たれることはありませんでした。
結論としてろくでなしは最初から最後までろくでなし、夢は儚いものではなく、かなわないことが多い、すべては行程の問題。

100日間男に抱かれてはいけない、抱かれたら水になってしまう儚。
儚に心を教え、儚が2人で一緒に生きていきたいと願った鈴次郎。
2人の気持ちは最初から重なり合っていたのかも知れません。

99日目の夜、しょせんばくちに生きることしかできない鈴次郎は自分の運命を賭けて鬼と勝負する。
そして負ける。
負けた鈴次郎の運命は翌朝には鬼になる。
儚との正真正銘の別れの夜になる。
儚は後1晩男に抱かれなければ、人間になれる。
そして鈴次郎は儚が人間になった朝には鬼になる。

最初から幸せになれないさだめですね。

そして儚は最後の夜、鈴次郎に抱かれる。
儚は水ではなく、雨のように降りしきる花となった。

美しい物語ではありません。

カーテンコールでは座長(笑)・美貴が役名のない黒子の人も含めて全員に自己紹介をさせました。
その中で出演者のレイザーラモンRGが「墓場まで持って行こうと思ってましたけど、実は座長の1stコンサート全部行きました」と衝撃の告白。
私たちと一緒にいたんですね。
そして「夢は絶対に叶うものです」というRGの言葉はあまりにも深かったです。