HLAタイプ

最近、市川團十郎さんが骨髄移植の結果、白血病から生還、ただし血液型がA型からO型に変わったことを発表しました。

白血球の型の分類はHLA型というのですが、A、B、C、DP、DQ、DRの6種類。それが細かく組み合わされて同じタイプになるかが決まります。
ほとんど適合するタイプは赤の他人には存在しにくいため、骨髄バンクのようなものが必要になるんですね。
適合する骨髄の持ち主がA型だったら、移植された人はO型であってもA型に変わってしまうんです。

骨髄移植といっても移植するのは血液の元になる細胞をつくる骨髄液です。

天文学的といってもいい確率でしかHLA型の血液が一致する人はいないはずです。
ところが盲点というべきかHLA型のタイプは父親から2分の1、母親から2分の1を受け継ぎ、結果として兄弟だと4分の1の可能性で適合します。
骨髄移植を受けた著名人もやはり親族から移植されたケースが多いようです。
團十郎さんは妹さんですし、吉井怜さんは母親でした。吉井さんはやはり血液型がA型からO型に変わっています。

私が最近、少し親しくしてもらっているモデル出身のローカルタレントさんもA型からO型になりました。
白血病はひとまず5年間再発がなければ完治といわれていますが、必ずしもそういうわけではありません。
渡辺謙さんは5年以上経過して再発しましたから。

私の知り合いもまだ5年経過していないので、白血病の話題は出さないようにしています。
今月、その人が地味にライブを行うので顔を合わせますけれど、一切口にしないようにします。